2008年3月アーカイブ
通常、銀行などの金融機関から融資を受ける場合、
万が一、借りたお金を返せなくなったときのために担保と保証人を設定します。
担保とは、借金の返済に充当するためにお金の代わりに用意するものですね。
土地建物や貯金などの資産がそうです。
この担保を設定する事によって、大きな額の融資を受ける事ができるのです。
では、キャッシングの場合はどうなのでしょうか。
今ではすっかりおなじみになったキャッシング会社のCMやホームページを見てみましょう。
ほとんどのキャッシング会社では、「担保、保証人は不必要」と謳っているのに気付くでしょう。
そうなのです。ほとんどの消費者金融で、キャッシングに担保は必要ありません。
そのため、専業主婦や学生などもキャッシングが可能です。
担保や保証人なしの自分の身分書のみで手軽に借りれるのがキャッシングの手軽な所です。
このお手軽キャッシングが若年齢層にうけ、今では多くの人が気軽にキャッシングを利用しています。
逆に担保が必要になる場合は、融資を受ける本人に、返済能力が無いと審査で判断された場合です。
万が一返済が出来なくなった場合でも、担保を売却して返済に充てたり、
本人に代わって保証人に返済してもらうようになります。
キャッシングとカードローン。
二つはとてもよく似た意味を持つ言葉です。
ほとんど同じ意味で使われていますが、この二つの違いは何でしょうか。
まず、ローンは融資されたお金を、何回かに分けて返済する借り方の事です。
ほとんどの場合、住宅ローンや教育ローン、自動車ローンといった具合に使い途が限定されていています。
融資の方法としては、直接支払い先にお金が振り込まれたり、銀行口座に振り込まれたりする方法で、
カードで現金を引き出すということはありませんでした。
ところが、近年、使い途自由な小額のローンが登場しました。
この場合、ローンでありながら、カードで引き出すので、「カードローン」と呼ばれるようになりました。
それによく似て、キャッシングとは、使い途が自由な、比較的小の融資をいい、
無担保、保証人無しで融資された現金を、キャッシングカードで引き出すという方法をとっています。
キャッシングの返済方法は、基本的には一括返済ですが、リボ払いができるキャッシングも多く出ています。
このように、キャッシングとカードローンの線引きは非常に曖昧です。
キャッシング会社でも、名前は違いますが、この二つをほとんど同意味で捉えているようです。